プロジェクトのマネジメント イメージ画像

軌道修正を計画する

作成したプロジェクト計画がすべて予定通り進み、完了を迎える事はまれかもしれない。
規模の大小はあれど、プロジェクトを進める中で軌道修正が必要となることが多い。

状況の変化にプロアクティブに対応するために必要になるのが、いわゆるリスクマネジメントだ。
発生可能性と発生したときのインパクトの大きさにより、リスクに優先順位をつけ、
優先順位の高いものに対して発生したときの軌道修正案を予め計画するのだ。

この時忘れてはいけないのが、各ステークホルダーへの協力依頼とコミュニケーションに関する合意だ。
「軌道修正案=バッファをもつ」こととなり、バッファを持つことの意味を理解してもらうためにも
リスクの優先度を共有しておくことが必要だ。

そして、リスクにつながる状況変化を共有できるコミュニケーション手段を取り決めておこう。
プロジェクトが進む中で、リスクも変化する。
定期的にリスクコントロールマトリクスをチェックし、追加や削除、優先順位の変更など
行うことが肝要だ。
適切なタイミングで、プロセスやタスクの関連性や順序性、ボトルネックを加味して
「テコ入れ」を行っていく。