システムの導入イメージ画像

システム化の目的と目標を決める

目的はシステム化のミッションをブレイクダウンして決めていく。
1つである必要はなく、いくつか策定してもよいだろう。
ただし、1つ1つはできるだけ具体的な内容にするべきだ。

最終的なゴールである目的を達成するまでは、長い道のりとなる。
目的達成の可能性を高めるためには、社員の協力を得、全社員が同じ方向を向き
前進することが必要となるので、その手助けとするために、要所要所に「指標」を立てていく。
この「指標」=「目標値」を見て社員は現在地点を認識し、自分のやっていることの意味を知るのだ。
自分の努力が目的達成に役に立っていることがわかれば、社員のやる気アップにもつながるはずだ。
また、目標値の有用性を維持するためには、進捗具合や環境変化に伴い、
その正当性をチェックする仕組みも重要になってくる。

目標値は組織レベルごとに設定し、全社の目標値と個々のレベルの目標値は
一貫性のあるものにすべきだ。
この各レベルの目標値が評価制度に結び付けば、更に社内での良い循環が生まれることが期待できる。

目的も目標も、明確で誰もが納得でき、それを達成するための道筋が
現場レベルで共有できるものにすることがポイントとなる。