「システム化」を始める【1】 システムの導入 ◆3つの柱を決めよう 会社の業務の「システム化」を始めるとき、まずは手始めに「何のために」「何を」「どう変える」を考えてみよう。これからシステムを導入し安定運用までには厄介ごとが発生するかもしれない。それを乗り越えるとき、または、導入を進める過程で方向性に迷ったとき、初めに決めたこの3つの柱を拠り所にすればきっと一貫性のあるシステム導入をすることができるだろう。一貫性のあるシステムは、長い期間運用することができる。それは歪みがないからだ。歪みがあるシステムは、「使えない」「使われない」システムになっていってしまう。3つの柱は、ビジネス戦略に則したものであることも重要だ。そうすることで、ビジネス戦略においてシステム導入がはたすべき役割が明確になり会社全体でシステム導入に前向きに取り組める旗印になるからだ。