これまでのステップで、何故システムを導入するのか、システムを使ってやりたいこと、
システムに求めることが明確になってきた。
ここまでの準備ができたら、次は、システムの選定だ。
パッケージソフトを利用しても良いし、資金と時間に余裕があれば、スクラッチ開発での
導入もよいだろう。どちらを選択するにしても、投資に見合う効果があるのかを
見極める必要がある。コストをかければ使える機能も増えるが、自分たちにそれは
本当に必要かを検討するのだ。
システム選定時には、目移りしてしまうことも多い。新しい技術や魅力的な機能を
提案されることもあるだろう。そんな時は、その機能は自分たちにとって、「必須機能」
「あるとよい機能」「戦略的な機能」のどれなのかを考えてみよう。
もし、システム化の業務が新たな挑戦であるのならば、その分野のノウハウをもつ
ベンダーを選ぶのも選択方法の一つだ。
システム導入では、その後の運用フェーズでもベンダーとの付き合いは続く。
自社の風土やビジネス戦略の方向性を、共有できる会社かどうかもチェック
しておこう。